ハーブというと、「バジル」や「ラベンダー」など、
海外の香料植物をイメージするかと思いますが、
実は日本にも素晴らしいハーブたちがたくさん存在します。
すなわち「和ハーブ」とは、日本で古来(江戸時代以前)
有用されてきた植物の総称です。
今回は秋の和ハーブを学びながら散策します!
一般社団法人和ハーブ協会 理事長
国際補完医療大学 日本校 学長 他
医学博士。“近代日本医学の父”とよばれている北里柴三郎の血を引く。日本人のための健康・美容・医療に関する“正しい知識と意識”の啓発に日々取り組んでいる。和ハーブコンセプトの創始者。
和ハーブを通して私が気づいたこと。人は植物なしでは生きられず、日本人の生活・文化・健康の全ての分野において、和ハーブなしでは成り立ってこなかった歴史。すなわち、“和ハーブ”を知ることは、“和”そのものを知ることでした。そして、この日本の失くしてはならない知恵は、昭和初期以前に生を受けた方々から次世代への継承がほとんど成されていない現実がありました。“和ハーブ生活”を未だに実践している、数少ない方々の、心身の底からあふれ出てくる元気さと、人生への迷いの無さ。この事実を含め、あらゆる意味で和ハーブの復活は日本の幸せ度数を高めることだと確信しています。